[体験談]マレーシアのインターナショナルスクールでの英語教育以外のメリット・デメリット

英語教育への関心が高まっていきていますね。

お子さんへの英語教育のために、インターナショナルスクールを選択する方がいると耳にするようになりました。

でも、インターナショナルスクールで習得できるのは英語だけなのでしょうか?

今回はインターナショナルスクールに5年以上通わせた経験を元に、英語教育以外のメリット・デメリットについてお話しします。

こまめ

こんにちは!
子供たちに英語の発音を指導されている、こまめです。

この記事を書いた人
  • マレーシア在住6年目
  • 子供がインターナショナルスクールに通って5年経過
  • フォニックスに出会い、英語の発音を研究中
  • 英語が全く話せなかった過去を持つ。
  • 自身は小中高大と、日本の学校へ通う
今は英語で雑談できるようになりました!

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では、さっそくインターナショナルスクールで感じる英語以外のメリット・デメリットについてお話ししていきます。

目次 [ 読みたい記事にジャンプ ]

インターナショナルスクールで感じる英語以外のメリット

我が家で感じている、インターナショナルスクールに通うことで得られる主なメリットは次の4つです。

  • 国際的な考えが身につく
  • 個々の違いを尊重して認め合える
  • 体験型の学習で、自ら学ぶ力が育まれる
  • 自分のペースを大切にできる

1つずつ詳しく説明していきます。

国際的な考えが身につく

世界は広いイメージ

マレーシアのインターナショナルスクールでは、たくさんの国際的なイベントが催されます。

例えば、これまで次のようなイベントが催されました。

  • 生徒が出身国に分かれてプレゼンテーションする
  • ディパバリ(インドの正月)、チャイニーズニューイヤー(中国の正月)やハリラヤ(マレーシアの正月)それぞれに、各国の伝統衣装を着て学校へ登校し、文化について学ぶ
  • 各国のフルーツ観光名所などについて学ぶ

実に様々な視点で、世界について学ぶ機会が多いです。

6歳の下の子も、世界にはいろんな国がありとてもたくさんの人々がいることを知っています。

こまめ

私が6歳の時は、まだ自分が住んでいた地域のことしか知らなかった!

個々の違いを尊重して認め合える

個々の違いを尊重して認め合うイメージ

クラス内には、様々な国から来たお友達がいます。

子供達のクラスにいるお友達は、次のような感じです。

  • 日本人
  • メキシコ人
  • インド人
  • トルコ人
  • マレーシア人
  • 中華系マレーシア人
  • インド系マレーシア人

みんな、基本の言語も違うし文化も違う、そして見た目も違います。

それでも、クラスのみんなはそれが当たり前

特に、マレーシアでは宗教上の違いや文化の違いを感じる生活になります。

そして、それを尊重し合いながら生活していきます。

子供達も、お互いを尊重し合うことを自然と学んでいくことができるのです。

体験型の学習で、自ら学ぶ力が育まれる

理科の実験イメージ

例えば、理科の授業では実際に植物を育てたり模型を作成します。

それも、1つの単元につき結構な実験や工作の量をこなすのです。

社会のような授業では、みんなで意見を出し合ってまとめていくこともあります。

受け身の授業だけにならず、自分はどう思うのかを考えるような授業体系なっているのですね。

子供達は幼いながらに、より深く考える力、自ら発信する力を鍛えています。

自分のペースを大切にできる

自分を大切にする イメージ

子供たちが通うインターナショナルスクールでは、学年のくくりだけで授業が進むわけではありません。

特に算数や英語に関してはそれぞれ理解度が異なるので、学年は関係なく、その子のレベルに合わせて学習が進みます。

わからないところがあれば、そこで一度立ち止まることができるので、自分のペースで確実に理解してから前へ進むことができます。

インターナショナルスクールで感じるデメリット

一方、我が家で感じているインターナショナルスクールのデメリットは次の4つです。

  • 日本語教育に遅れが出る
  • 算数の教育方法が日本と違う
  • 教科書がなく、学習の進み具合が把握しにくい
  • 床に座って授業をすることが多く、授業を受ける態度が小学校と異なる

こちらも、1つずつ説明していきます。

日本語教育に遅れが出る

日本語が難しい イメージ

この日本語教育の遅れについては、別の記事で詳しく書いています。

日本語教育には、大半の家庭で遅れが生じることになります。

算数の教育方法が日本と違う

日本とは、算数の教え方が異なる場合があります。

例えば、算数の足し算と引き算の学習の進め方が違いました。

足し算の学習では、次のような順で学習が進むのです。

インターナショナルスクールでの算数の学習の進み方
算数の学習の進み方イメージ

日本だと、少しずつ桁を大きくしていくような学習の進め方だと思います。

しかし子供達のクラスでは、100きざみの足し算まで一気に進みました。

他にも割り算も回答の仕方が、私の知っている割り算と違っていて。。↓↓困ってます。。

上の子の割り算のプリント

とりあえず答えが合っているので不問としていますが、日本の計算方法も今後教えていく必要がありそうです。

教科書がなく、学習の進み具合が把握しにくい

教科書がない イメージ

子供達が通うインターナショナルスクールでは、基本的に教科書が準備してありません

先生がプリントなどを準備してくれ、プリントを元に学習が進んでいきます。

一年間に学習する内容は学年が変わる時に教えてもらえます。

ただ、その後どのように進んでいっているのかは、先生が出す宿題などでしかわからない状態です。

授業の進み具合を確認するのが難しいと感じています。

床に座って授業をすることが多く、授業を受ける態度が小学校と異なる

床に座って授業を受けるイメージ

我が家の子供達は、小学校3年生と年長さんです。

どちらのクラスも算数や語学(英語や中国語など)の授業中は机と椅子を使って受けます。

しかし、そのほかの授業(理科や社会や音楽など)は床に座って話を聞くことが多いようです。

ホームルームでも、基本は床に座り先生の話を聞きます。

学年が上がっていくと、徐々に机と椅子での授業へ切り替わっていくようですが、もうしばらく床で話を聞くスタイルは続きそうです。

こまめ

この先、日本で小学校の行く予定の子供達が心配です。
小学校の授業、大丈夫かな。

マレーシアのインターナショナルスクールに5年以上通ってみての感想

マレーシアのインターナショナルスクールに5年以上子供達を通わせてみて思うこと。

それは、日本の小学校の教育とは全くの別物だということです。

インターナショナルスクールで受けてきた教育は、これから子供達が大きく成長して社会へ出て行く時にはとても大切な糧になるでしょう。

特に様々な文化に触れられることや世界をみる視点を持っていることは、子供達にとってとてもプラスになっていると感じています。

その一方、日本のこと(季節や食べ物、社会的なルールなど)については自宅で少しは話したりするものの、かなり知識不足の状態です。

そのため、日本でこの先教育を受ける予定の子供達が、日本の小学校でちゃんと授業を受けれるのか不安に感じています。

きっと子供達自身も小学校へ通うようになると、インターナショナルスクールとの違いを感じるでしょう。

親として子供達を信じて、見守っていきます。

まとめ

インターナショナルスクールにへ通うことは、英語以外でもメリットがあると感じています。

しかし、デメリットがあることも事実です。

特に我が家のように、この先の教育を日本で受ける予定の方には、日本語の遅れは大きなデメリットになるでしょう。

でも、それでも私はインターナショナルスクールへ通うことができてよかったと思っています。

それは、この先成長して世界へ出て行くようになる子供達にとって、インターナショナルスクールは世界を学ぶためのいい機会になったと思うから。

インターナショナルスクールに通うことで、世界にはたくさんの人がいてみんな自分と一緒の大切な一人の人間なんだということを肌で感じることができています

子供達には、この気持ちをこれからも大切にしてほしいと思います。

今回お話した、我が家で感じているインターナショナルスクールの英語以外のメリット・デメリットが、皆さんのお子さんの教育を考えるきっかけになるとうれしいです。

こまめの日々では、おうち英語の楽しい学習時間を応援しています。

無料でダウンロードできるプリントも作成中ですので、ぜひご活用ください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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